おうちトレーニング
誤嚥性肺炎を予防するために呼吸機能をトレーニングする方法
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ビーナスが年4回、ご利用者様向けに発行している季刊誌『ビーナスレター』の1コーナーに『おうちトレーニング』というものがあります。
このコーナーは「ご自宅でできる簡単な運動を通して筋力や体力の低下を防ぎ、もっと元気に毎日を楽しんでほしい!」との想いから作られました。
今回ご紹介する『おうちトレーニング』は、「誤嚥性肺炎を予防するための『呼吸機能』のトレーニング」です。
ストロー1本で始められる簡単なトレーニングなので、ぜひやってみてください。
誤嚥性肺炎と呼吸機能の関係
気管に異物が入り込んだら、咳き込むことで異物を外に出します。しかし、呼吸機能が低下していると異物が気管に入り、誤嚥性肺炎の原因になってしまうのです。
呼吸機能を改善させるには横隔膜がポイント。横隔膜は肺の下にある呼吸を行うために重要なインナーマッスル!
腹式呼吸にストローを活用すると、さらに横隔膜が鍛えられて呼吸機能が改善されます。横隔膜の動きに緩急を付けるよう、しっかり息を吸い込んでフッ!フッ!フッ!と吐き、呼吸を鍛えて、誤嚥性肺炎の予防に取り組みましょう
トレーニングを始める前にまずは深呼吸
呼吸機能のトレーニングをいきなり始めてしまうと、逆に肺や横隔膜に負担がかかってしまいます。
まずは、「深呼吸&胸のストレッチ」から!
気持ちよく胸を開き、お腹をふくらますように深呼吸をしましょう。
これを2~3セット繰り返します。
横隔膜(肺の下あたりの筋肉)や腹横筋(おへその横あたり。お腹をへこませる時に使う筋肉)を意識しながら、丁寧に呼吸しましょう。
※肩の力を抜いて気持ちよく繰り返し行いましょう。
呼吸機能をトレーニングする「ストロー運動」
椅子の中ほどに座り、背筋を正します。体の正面にティッシュペーパーの箱を置き、お腹を膨らましながら息を吸います。
ストローをくわえ、ティッシュを揺らすように、フッ!と小刻みに3回連続して息を吐き、その後リラックスしましょう。
これを2~3セット繰り返します。
一般的なストロー(直径6mm)をご活用下さい。余裕が出てこられたら、ストローサイズを大きくして行きましょう!
※連続してやりすぎないようにしましょう。
※ゆっくりご自身のペースで行いましょう。
※姿勢が崩れないように注意しましょう。
※その日の体調に合わせて、無理せず行いましょう。
まとめ
椅子から立ち上がる動作は、日常生活において「毎日繰り返す大切な動作」です。
ぜひ、しっかりとトレーニングして、毎日の生活を快適なものにしてくださいね!
ちなみに、「起き上がる動作」のトーニングは、下記の記事でご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。